きのさんのブログ

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【うつ病】療養生活1年にしてやりなおすことになった話

去年の12月に頭がクラッシュしてから1年。

わたしはそろそろ社会生活に戻る必要がある、

 

と、自分に圧力をかけつつあった。

 

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先月、12月の定期診察で先生に『そろそろ就職について考えてみては』と言われた。寛解と呼ばれるうつ病の終わりが近づいている。社会生活に戻るときがきたのだな、と素直に思った。実際にもう頭が重くて枕から離れないということも、鬱々として考えがまとまらないとか何がどうしたいのか分からないということもなくなっていた。ブログも始めて、自分の考えを文章にすることもできるようになっていた。何時間も机に座っていられるくらいには体力も精神力も戻っている。これでは病人とは言えないと思った。

 

そこで就職活動を始めた。田舎暮らしなのでハローワークに頼ることにした。ハローワークは1年ぶりだった。1年前に転職が成功していたのに反故にしてしまったことに関して号泣して謝った場所だ。募集の検索まではできた。それ以上ができなかった。これが自分のことだと思うと心臓がバクバクして涙が出てくる。おかしいな。1年間他人と会話しないとこんなことになるのか。リハビリが必要だと思った。そこで就職支援を利用することにした。人とお話しして、指示を受けて、集中して作業する練習がした。なんだかんだあって手帳が必要だと言われた。

 

手帳。必要なのか、今のわたしに。

 

しかし、手帳を手に入れなければわたしが望む就職支援が受けられない。先生に相談することにした。「支援が必要なんですか?」と先生は嫌そうな顔をする。「この人は一般就職のひとだよ。手帳は面倒くさいからなあ」と言われて涙が止まらなくなった。じゃあどうしろっていうんだ。もっと頑張らなきゃいけなかったのか。手帳はもっと酷いひとじゃないともらえないんだ。ぼたぼた泣きながらこんなことではまともに働くどころか就職活動もできないと泣いた。1年前と同じやないかと冷静な自分が自分に突っ込む。先生はうーんと唸って、「やり直そうか」と言われた。手帳を出します。長い目で治さないと駄目だ。1年やってきたけれど、仕切り直しましょう。もう一度、検査からやり直します。と言われた。漫画みたいにガーンとなった。なんだったんだ、この1年って。

 

その日のうちに、受けたことのない検査を受けた。ADHDについてのテストだった。散々さまざまな媒体で見てきたADHDについての本物のテスト。選択肢はすでに知っている、予習済みのテストだ。自分のさじ加減でそうだ、ともそうではない、とでも結果が出せる。しかし、そんな考えは吹き飛んでしまった。わたしはありのままをマークした。何を問われている問題なのか理解できないものもあってショックだった。

 

今日はここまで。次はもっと長く時間がかかるテストをします。

 

そして、おうちに帰った。12時過ぎ。頭がどーんと重くなった。身体もどーんと重くなった。息もどーんと重くなって、布団の上にどーんと落ちた。

 

 

つらい。

 

ウツ、つらい。

 

 

 

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今、こうしていても身体が重い。なんなんだよ。